【自作PC】猿でも分かるレポート「Intel SSD 510シリーズ」で“RAID0”を構築してみた

丁度、Intel SSD 510シリーズ 「SSDSC2MH120A2C (120GB)」が、手元に2個あるので
これは、“RAID0”を構築するしかない!って事で…早速インストールしてみました。

今回は、その“RAID0”の構築を分かりやすくレポートしたいと思います。

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↑↑写真が、“RAID0”を構築する自作PCです。

自作PCのスペックは…

●CPU
Intel Core i7 2600K (3.4GHz)
●マザーボード
ASUS P8P67 DELUXE (B3 Revision)
●メモリ
elixir DDR3 PC3-12800 2GB×4 (計8GB) 型番 W3U1600HQ-2G
●ビデオカード
ELSA GLADIAC GTX 560 Ti ※GeForce GTX 560 Ti
●SSD
Intel SSD 510シリーズ SSDSC2MH120A2C (120GB)×2個

●HDD
HITACHI DESKSTAR 0S03191 2TB (7200RPM 64MB)
●電源ユニット
Corsair CMPSU-850HXJP (850W)
●BDドライブ
PIONEER BDR-S05J-BK
●PCケース
Abee smart 430T (SC430T-BK)
●液晶モニタ
三菱 Diamondcrysta WIDE RDT231WM-X (BK)
●OS
Windows7 Ultimate 64bit (DSP)
WindowsXP Professional SP3 32bit (DSP) ※デュアルブート


となっています。

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↑↑これが、Intel SSD 510シリーズ SSDSC2MH120A2C (120GB)のパッケージです。
詳しくはコチラ→ Intel SSD 510シリーズ 「SSDSC2MH120A2C (120GB)」 レポート

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↑↑まずは、Intel SSD 510×2個をPCケースに取り付けます。

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↑↑次に、SATA 6Gポート 1と2 (Intel P67 Serial ATA 6.0 Gb/s コネクター)に接続します。
SATAケーブルもSATA 6G用のケーブルを使用して下さい。

これで、物理的なインストールは完了。 次に自作PCの電源を入れてセットアップの開始です。
まずは、POST実行中にBIOSに入ります。
“SATA Configuration”から“SATA Mode”に入って“RAID”を選択して保存します。

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↑↑次に、POSTでを押して、“Intel Rapid Storage Technology Option ROMユーティリティ”を起動。

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↑↑1の“Create RAID Volume”を選択し、ここでRAIDの設定を行います。
Nameは、任意の名前を付けます。 僕の場合、デフォルトの「Volume 0」にしました。
RAID Levelは、RAID 0 (Stripe) を選択します。

RAID 0とは、複数台のハードディスクに、データを分散して読み書きし高速化したものである。
これをストライピングと呼ぶ。 シーケンシャルアクセス速度が上がるが、冗長性が全くない。
※ウィキペディアより引用


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↑↑次に、Disksでストレージを選択します。
もちろん、今回は「Intel SSD 510シリーズ」の2個を選択しています。

次に、Stripe Sizeですが、これは128KBを選択しました。

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↑↑これで、“RAID0”構築は完了です。
後は、通常通りOSをインストールするだけです。

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↑↑僕の場合、WinXPとWin7のデュアルブート環境にしたいので
Win7のセットアップで、パーテーションを2つに分けます。
総容量は、223.6GBとなっています。
※OSのインストール手順は、最初にXPからインストールする方が楽なので
パーテーションもXP側で分けた方が吉かも。

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↑↑容量は、約111GBと均等にパーテーション分けしました。

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↑↑ちなみに、WinXPの場合は、RAIDドライバーは手動で入れる必要があるので注意です。

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↑↑XPのインストール画面が出たら、F6を押してUSB フロッピーディスクドライブから
RAIDドライバーをインストールします。

では、システム(OS)のインストールも無事に終えて
「Intel SSD 510シリーズ」で“RAID0”を構築した状態のベンチマークを計測したいと思います。
※「CrystalDiskMark 3.0.1」を使って計測しました。

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↑↑WinXP環境では、この通り。 期待通りの数字です。

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↑↑Win7環境では、この通り。
XPより若干、読み込み速度はパフォーマンスが落ちましたが、十分の計測結果です。

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↑↑Windows エクスペリエンス インデックスでは、最高の“7.9”になりました。

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↑↑参考として、「Intel SSD 510シリーズ」単体でのベンチ計測だと、このような結果が出ているので
“RAID0”環境だと、単純に2倍近くのパフォーマンス向上が期待できます。

シーケンシャルアクセス速度は確実に上がっていますし
体感速度も、それなりのレスポンス向上が期待できるので、予算的に余裕がある方にはオススメです。
起動時間は、デスクトップ画面が表示されるまでだと、約45秒前後でした。
ではでは、失礼しました。

【追記】

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↑↑インテルさんの「ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を使い
管理ツールから、“ライトバックキャッシュ”を有効にすると
更にレスポンスが向上するとの事で、早速試してみました。

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↑↑たしかに、シーケンシャルアクセスのReadが格段と早くなりました。満足です。
RAID環境をお持ちでしたら、「ラピッド・ストレージ・テクノロジー」はインストールした方が吉です。
ではでは。

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※特徴や課題については、あくまで僕の個人的な意見に基く表記です。
なお、情報内容(仕様・スペック等)に誤りがあった場合は、直ちに修正いたします。
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