SONY ヘッドマウントディスプレイ 「HMZ-T3」 レポート3 使用編
最終レポートの今回は、「HMZ-T3」の使用感をレポートしたいと思います。
↑↑写真は、SONYさんのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3」でございます。
↑↑まずは「HMZ-T3」の画質に関してレビューしたいと思います。 今までのシリーズ(HMZ-T2やHMZ-T1)と比べれば、大差はありませんが発色は確実に鮮やかになっている印象を受けます。
↑↑解像度は1280×720と以前のシリーズと全く同じ解像度ですが、シリーズ最高の高コントラストを実現していますね。 ただ以前から言っている事なんですが、解像度がHD止まりなので、そろそろフルHD解像度でヘッドマウントディスプレイを楽しみたいと言うのが正直な所です。
↑↑「HMZ-T3」で3Dコンテンツを視聴するのが最もオススメの視聴方法で、どこの3Dテレビよりも快適で素晴らしい画質が体験できると思います。
↑↑なんと言っても、二重に見えるクロストークが発生しない「デュアルパネル3D方式」ですから3Dコンテンツ視聴では“最強”のディスプレイです。 チラつきも皆無で目は全く疲れません。
↑↑装着感も過去最高の心地良さではないでしょうか。 正直今までのシリーズは装着する手間がストレスを感じましたが、その装着するストレスは随分と低減されていると思います。 贅沢を言えば、もう少し軽量化を望みたいですね。 また写真のコードレスステレオヘッドホンシステム「MDR-HW700DS」を使えば、ヘッドホンもワイヤレス化されて快適ですよ。 音質の品質を無視すれば(笑)
↑↑「HMZ-T3」の最大の不満と言えば、このバッテリーユニットです。 これ必要だったのでしょうか?
↑↑スマートフォンなどのモバイル機器をHDMIケーブルやMHLケーブルでバッテリーユニットに直接接続可能でコンテンツ視聴できるデバイスなんですが、わざわざヘッドマウントディスプレイを使ってモバイル機器のコンテンツを視聴するユーザーって居るのかな?と多少疑問に思います。 ※写真の端末は「Xperia Z Ultra」です。
↑↑普通にBDレコーダー(プレーヤー)やPS3に接続してコンテンツ視聴している時でも、このバッテリーユニットは必要になるので、ぶっちゃけ邪魔ですよね(笑) バッテリーユニットを採用するのは新しい試みとして悪くはないと思いますが、せめて脱着を可能にして欲しかった所ですね。 何より充電しなければ使えないのが痛いです。 次期モデルでは、この辺りの改善を強く望みます。
↑↑不満ばかり書いてしまいましたが、折角なので「Xperia Z Ultra」と接続して使用してみました。
↑↑「Xperia Z Ultra」を接続し、写真を閲覧してみました。 さすが「HMZ-T3」ですね。 やや解像度の粗さが目立ちますが、非常に発色が良く端末自体で閲覧するよりは遥かに高画質です。
↑↑「Xperia Z Ultra」から“ムービー”アプリを使い、コンテンツ視聴(テレビ視聴)してみました。 問題なく再生され、画質も文句なしに良いです。 ただ、わざわざ端末に入っているムービーやコンテンツを「HMZ-T3」で視聴する価値があるかどうかは別問題で疑問に感じます。 バッテリーユニットがあるので「HMZ-T3」自体をモバイルする事も可能ですが、高画質視聴のために外出先でも「HMZ-T3」を使用するというのは現実的ではないと強く感じますね。
あと「HMZ-T3」の実売価格が79800円前後という高めの設定にも問題があると思います。 「HMZ-T2」は69800円前後で、「HMZ-T1」は59800円前後でした。 新しいシリーズが発売される度に約1万円の値上がりは納得できません。 たしかにボディ品質や画質品質は確実に向上していますが、大人気だった「HMZ-T1」と比べると、約2万円も値上がりしているのは疑問に思います。 バッテリーユニットを廃止してでも価格設定を安くして欲しいものです。
多少不満が多い「HMZ-T3」レビューですが、こんな方にオススメします。
●最高レベルの画質でムービー(特に3Dコンテンツ)を視聴したい方
●自分だけのホームシアター環境が欲しい方
●コンテンツ視聴に集中したい方
●「HMZ-T2」や「HMZ-T1」は未購入で、ヘッドマウントディスプレイを体験したい方
●出張が多く、モバイル端末(スマートフォンやタブレット)でムービーを頻繁に視聴する方
といった方にオススメできるかなと思いました。
色々と課題が多い3代目のSONY製ヘッドマウントディスプレイですが、画質は間違いなくシリーズ最高の高画質です。 おそらく今年の後半頃には次期モデルの「HMZ-T4」が発売されると思いますが、色々な改善を含め多いに期待しています。 ではでは失礼しました。
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※特徴や課題については、あくまで当ブログの個人的な意見に基く表記です。
なお、情報内容(仕様・スペック等)に誤りがあった場合は、直ちに修正いたします。
※コメントを希望される方は、ツイッターの“@Digital_BAKA”宛までお願いいたします。
↑↑写真は、SONYさんのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3」でございます。
↑↑まずは「HMZ-T3」の画質に関してレビューしたいと思います。 今までのシリーズ(HMZ-T2やHMZ-T1)と比べれば、大差はありませんが発色は確実に鮮やかになっている印象を受けます。
↑↑解像度は1280×720と以前のシリーズと全く同じ解像度ですが、シリーズ最高の高コントラストを実現していますね。 ただ以前から言っている事なんですが、解像度がHD止まりなので、そろそろフルHD解像度でヘッドマウントディスプレイを楽しみたいと言うのが正直な所です。
↑↑「HMZ-T3」で3Dコンテンツを視聴するのが最もオススメの視聴方法で、どこの3Dテレビよりも快適で素晴らしい画質が体験できると思います。
↑↑なんと言っても、二重に見えるクロストークが発生しない「デュアルパネル3D方式」ですから3Dコンテンツ視聴では“最強”のディスプレイです。 チラつきも皆無で目は全く疲れません。
↑↑装着感も過去最高の心地良さではないでしょうか。 正直今までのシリーズは装着する手間がストレスを感じましたが、その装着するストレスは随分と低減されていると思います。 贅沢を言えば、もう少し軽量化を望みたいですね。 また写真のコードレスステレオヘッドホンシステム「MDR-HW700DS」を使えば、ヘッドホンもワイヤレス化されて快適ですよ。 音質の品質を無視すれば(笑)
↑↑「HMZ-T3」の最大の不満と言えば、このバッテリーユニットです。 これ必要だったのでしょうか?
↑↑スマートフォンなどのモバイル機器をHDMIケーブルやMHLケーブルでバッテリーユニットに直接接続可能でコンテンツ視聴できるデバイスなんですが、わざわざヘッドマウントディスプレイを使ってモバイル機器のコンテンツを視聴するユーザーって居るのかな?と多少疑問に思います。 ※写真の端末は「Xperia Z Ultra」です。
↑↑普通にBDレコーダー(プレーヤー)やPS3に接続してコンテンツ視聴している時でも、このバッテリーユニットは必要になるので、ぶっちゃけ邪魔ですよね(笑) バッテリーユニットを採用するのは新しい試みとして悪くはないと思いますが、せめて脱着を可能にして欲しかった所ですね。 何より充電しなければ使えないのが痛いです。 次期モデルでは、この辺りの改善を強く望みます。
↑↑不満ばかり書いてしまいましたが、折角なので「Xperia Z Ultra」と接続して使用してみました。
↑↑「Xperia Z Ultra」を接続し、写真を閲覧してみました。 さすが「HMZ-T3」ですね。 やや解像度の粗さが目立ちますが、非常に発色が良く端末自体で閲覧するよりは遥かに高画質です。
↑↑「Xperia Z Ultra」から“ムービー”アプリを使い、コンテンツ視聴(テレビ視聴)してみました。 問題なく再生され、画質も文句なしに良いです。 ただ、わざわざ端末に入っているムービーやコンテンツを「HMZ-T3」で視聴する価値があるかどうかは別問題で疑問に感じます。 バッテリーユニットがあるので「HMZ-T3」自体をモバイルする事も可能ですが、高画質視聴のために外出先でも「HMZ-T3」を使用するというのは現実的ではないと強く感じますね。
あと「HMZ-T3」の実売価格が79800円前後という高めの設定にも問題があると思います。 「HMZ-T2」は69800円前後で、「HMZ-T1」は59800円前後でした。 新しいシリーズが発売される度に約1万円の値上がりは納得できません。 たしかにボディ品質や画質品質は確実に向上していますが、大人気だった「HMZ-T1」と比べると、約2万円も値上がりしているのは疑問に思います。 バッテリーユニットを廃止してでも価格設定を安くして欲しいものです。
多少不満が多い「HMZ-T3」レビューですが、こんな方にオススメします。
●最高レベルの画質でムービー(特に3Dコンテンツ)を視聴したい方
●自分だけのホームシアター環境が欲しい方
●コンテンツ視聴に集中したい方
●「HMZ-T2」や「HMZ-T1」は未購入で、ヘッドマウントディスプレイを体験したい方
●出張が多く、モバイル端末(スマートフォンやタブレット)でムービーを頻繁に視聴する方
といった方にオススメできるかなと思いました。
色々と課題が多い3代目のSONY製ヘッドマウントディスプレイですが、画質は間違いなくシリーズ最高の高画質です。 おそらく今年の後半頃には次期モデルの「HMZ-T4」が発売されると思いますが、色々な改善を含め多いに期待しています。 ではでは失礼しました。
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