SONY ウォークマン ZXシリーズ 「NW-ZX2」 レポート3 使用編
今回は、音質を含め「NW-ZX2」の使用感をレビューしたいと思います。
↑↑モデルさんが手にしているDAPは、SONYさんのウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX2」でございます。
※モデル : 楠木まなつ (ピュアベリーズ所属)
↑↑まず、ウォークマン「NW-A10」シリーズ(写真左)と「NW-ZX2」(写真右)の音質の違いを検証してみました。
※ヘッドホンは、お気に入りの「MDR-1A」を使用しています。
↑↑比較検証した際の音質設定は上記の写真の通りで、「NW-A10」と「NW-ZX2」共にほぼディフォルト設定でリスニングしてみました。 余計な音色は不必要ですし不公平な比較になってしまいますからね。
↑↑比較した音楽は、中島美嘉さんの“雪の華” (ハイレゾ|FLAC|96.0kHz/24bit)です。
↑↑難しい事は言いません。 率直に言ってしまうと「NW-ZX2」の方が音域に重みがあり、低域から高域までしっかりと鳴らしてくれます。 ボーカルの声もダイナミックに聞こえ、中音域のバランスも絶妙ですね。 特に低域の迫力は嫌みがなくすざましいです。 「NW-A10」も決して悪くはありませんが、「NW-ZX2」と比べてしまうと全体的な音域がやや固めかなといった印象です。 「NW-ZX2」の“磨き抜かれた、高音質技術の結晶”というキャッチフレーズはハッタリではありませんでしたね。
↑↑次は、スマートフォンの「Xperia Z3」(写真右)も加え、宇多田ヒカルさんの“B&C” (ハイレゾ|FLAC|96.0kHz/24bit) をリスニング比較してみました。
※ヘッドホンは、先程と同じく「MDR-1A」を使用しています。
↑↑「Xperia Z3」が意外と検討している印象がありましたが、やはり「NW-ZX2」の音質には敵いませんでしたね。 言葉で説明するのは非常に難しいですが、「NW-A10」や「Xperia Z3」で音楽を聞いた後に「NW-ZX2」を使うと、音の奥行き感がハッキリと耳に伝わってくる事が良く分かりました。
↑↑あくまでも個人的な事なんですが、音質設定は“クリアベース”を+3にするだけで、後の音質設定はディフォルトのままで聞くのが自分にの耳にとって一番心地良い音が楽しめるという結論に至りました。 ちなみに「NW-ZX2」の“ClearAudio+”は個人的にオススメできません。 ざわつき感があるかなぁといった印象でした。
↑↑「NW-ZX2」はDSD音源の再生にも対応しています。 残念ながらDSDのネイティブ再生には非対応で、リニアPCM変換再生となります。 ※写真のDSD音源 (DSD(DFF)|2.8MHz/1bit) は、辻井伸行さんの「debut」というアルバムです。
※DSDとは、Direct Stream Digitalの略で、SA-CDの元となる1ビットのデジタルフォーマットとして、その高音質は認められています。 「NW-ZX2」は、DSD64(2.8MHz)に加え、DSD128(5.6MHz)の再生に対応しています。
↑↑「NW-ZX2」は2種類のデジタルフィルターを搭載しており、DSD特有の柔らかく温かみのある音で、ボーカルの息づかいや弦楽器などの繊細な表現が楽しめる「スローロールオフ」と、明瞭なアタック感やパワー感のあるエネルギッシュな音を再現する「シャープロールオフ」の2つのデジタルフィルターを搭載しています。
※DSD再生設定では、ゲイン選択も可能になっています。
↑↑唯一残念なのが、「NW-ZX2」のレスポンスの悪さ。 音質以外のハードウェアスペックは「NW-ZX1」とほぼ同じなので仕方がありませんが、たまにスクロールなどの引っ掛かりがありストレスを感じます。 ※OS(プラットフォーム)も「NW-ZX1」と同じAndroid 4.2を採用しています。
↑↑今やSONY製品では常識になりつつある“NFC”も「NW-ZX2」に搭載されているので、“NFC”対応スピーカーやワイヤレスヘッドホンなどと接続する時は、ワンタッチで接続可能です。 これ(NFC)を一度体験してしまうと、普通にペアリング接続するのは苦痛に思えてしまいます(笑)
※写真のスピーカーは、ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X1」です。
↑↑また、「NW-ZX2」は高音質コーデック「LDAC」(エルダック)にも対応しています。 ソニーが新たに開発したLDACは、既存技術に比べ最大約3倍の情報量をワイヤレス伝送します。LDACに対応した機器間では、ハイレゾ音源をはじめ、お持ちのさまざまな音源を高音質でワイヤレスリスニングできます。 残念ながら、「LDAC」(エルダック)に対応した機器が手元にないのでレビューはできませんが、ワイヤレスを頻繁に使いリスニングしている方には嬉しいコーデックですね。 何気にハイレゾ音源に対応しているのは凄いです。
※ただし、aptXコーデックには非対応になってしまいました。
って事で SONY ウォークマン ZXシリーズ 「NW-ZX2」 レポート4 エージング編 につづく。
最終レポートの次回は、100時間エージングを終えた「NW-ZX2」の使用感についてレビューしたいと思います。
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※特徴や課題については、あくまで当ブログの個人的な意見に基く表記です。 なお、情報内容(仕様・スペック等)に誤りがあった場合は、直ちに修正いたします。 ※コメントを希望される方は、ツイッターの“@Digital_BAKA”宛までお願いいたします。
↑↑モデルさんが手にしているDAPは、SONYさんのウォークマン ZXシリーズ「NW-ZX2」でございます。
※モデル : 楠木まなつ (ピュアベリーズ所属)
↑↑まず、ウォークマン「NW-A10」シリーズ(写真左)と「NW-ZX2」(写真右)の音質の違いを検証してみました。
※ヘッドホンは、お気に入りの「MDR-1A」を使用しています。
↑↑比較検証した際の音質設定は上記の写真の通りで、「NW-A10」と「NW-ZX2」共にほぼディフォルト設定でリスニングしてみました。 余計な音色は不必要ですし不公平な比較になってしまいますからね。
↑↑比較した音楽は、中島美嘉さんの“雪の華” (ハイレゾ|FLAC|96.0kHz/24bit)です。
↑↑難しい事は言いません。 率直に言ってしまうと「NW-ZX2」の方が音域に重みがあり、低域から高域までしっかりと鳴らしてくれます。 ボーカルの声もダイナミックに聞こえ、中音域のバランスも絶妙ですね。 特に低域の迫力は嫌みがなくすざましいです。 「NW-A10」も決して悪くはありませんが、「NW-ZX2」と比べてしまうと全体的な音域がやや固めかなといった印象です。 「NW-ZX2」の“磨き抜かれた、高音質技術の結晶”というキャッチフレーズはハッタリではありませんでしたね。
↑↑次は、スマートフォンの「Xperia Z3」(写真右)も加え、宇多田ヒカルさんの“B&C” (ハイレゾ|FLAC|96.0kHz/24bit) をリスニング比較してみました。
※ヘッドホンは、先程と同じく「MDR-1A」を使用しています。
↑↑「Xperia Z3」が意外と検討している印象がありましたが、やはり「NW-ZX2」の音質には敵いませんでしたね。 言葉で説明するのは非常に難しいですが、「NW-A10」や「Xperia Z3」で音楽を聞いた後に「NW-ZX2」を使うと、音の奥行き感がハッキリと耳に伝わってくる事が良く分かりました。
↑↑あくまでも個人的な事なんですが、音質設定は“クリアベース”を+3にするだけで、後の音質設定はディフォルトのままで聞くのが自分にの耳にとって一番心地良い音が楽しめるという結論に至りました。 ちなみに「NW-ZX2」の“ClearAudio+”は個人的にオススメできません。 ざわつき感があるかなぁといった印象でした。
↑↑「NW-ZX2」はDSD音源の再生にも対応しています。 残念ながらDSDのネイティブ再生には非対応で、リニアPCM変換再生となります。 ※写真のDSD音源 (DSD(DFF)|2.8MHz/1bit) は、辻井伸行さんの「debut」というアルバムです。
※DSDとは、Direct Stream Digitalの略で、SA-CDの元となる1ビットのデジタルフォーマットとして、その高音質は認められています。 「NW-ZX2」は、DSD64(2.8MHz)に加え、DSD128(5.6MHz)の再生に対応しています。
↑↑「NW-ZX2」は2種類のデジタルフィルターを搭載しており、DSD特有の柔らかく温かみのある音で、ボーカルの息づかいや弦楽器などの繊細な表現が楽しめる「スローロールオフ」と、明瞭なアタック感やパワー感のあるエネルギッシュな音を再現する「シャープロールオフ」の2つのデジタルフィルターを搭載しています。
※DSD再生設定では、ゲイン選択も可能になっています。
↑↑唯一残念なのが、「NW-ZX2」のレスポンスの悪さ。 音質以外のハードウェアスペックは「NW-ZX1」とほぼ同じなので仕方がありませんが、たまにスクロールなどの引っ掛かりがありストレスを感じます。 ※OS(プラットフォーム)も「NW-ZX1」と同じAndroid 4.2を採用しています。
↑↑今やSONY製品では常識になりつつある“NFC”も「NW-ZX2」に搭載されているので、“NFC”対応スピーカーやワイヤレスヘッドホンなどと接続する時は、ワンタッチで接続可能です。 これ(NFC)を一度体験してしまうと、普通にペアリング接続するのは苦痛に思えてしまいます(笑)
※写真のスピーカーは、ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X1」です。
↑↑また、「NW-ZX2」は高音質コーデック「LDAC」(エルダック)にも対応しています。 ソニーが新たに開発したLDACは、既存技術に比べ最大約3倍の情報量をワイヤレス伝送します。LDACに対応した機器間では、ハイレゾ音源をはじめ、お持ちのさまざまな音源を高音質でワイヤレスリスニングできます。 残念ながら、「LDAC」(エルダック)に対応した機器が手元にないのでレビューはできませんが、ワイヤレスを頻繁に使いリスニングしている方には嬉しいコーデックですね。 何気にハイレゾ音源に対応しているのは凄いです。
※ただし、aptXコーデックには非対応になってしまいました。
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