SONY ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット 「WF-1000X」 レポート

今回はケーブルから解き放たれる完全ケーブルレススタイルの「WF-1000X」を紹介します。

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写真のワイヤレスヘッドホンは、SONYさんのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000X」(シャンパンゴールド)です。実売価格はAmazonさんで26000円前後となっています。

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット 「WF-1000X」 主な特徴

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●左右独立型の形状により完全ケーブルレス ワイヤレスヘッドホン
●ノイズキャンセリング性能
●音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」
●「アンビエントサウンドモード」は「ノーマルモード」と「ボイスモード」の2つのモードに対応
●専用アプリ「Headphones Connect」に対応
●ハンズフリー通話対応
●ワンタッチ接続(NFC)機能搭載 ※Bluetooth Ver.4.1
●充電も可能な専用ケース付属
●電池持続時間(連続音声再生時間) 最大3時間
●対応コーデック SBC、AAC
●カラーバリエーション シャンパンゴールド、ブラック


「WF-1000X」の発売を待ち兼ねた方も多いのではないでしょうか。まさにSONY版「AirPods」といった所でしょうか。ノイズキャンセリング機能が装備されており、ハンズフリー通話にも対応しています。では付属品のチェックから。

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標準的なイヤーピースのハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)です。※Mサイズは最初から「WF-1000X」に取り付いています。

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高い遮音性と長時間の快適な装着性を実現するトリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)です。水洗いも可能です。

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耳のくぼみに引っ掛け固定するフィッティングサポーター(M/L)です。※Mサイズは最初から「WF-1000X」に取り付いています。

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充電用のmicroUSBケーブルです。

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キャリングケースです。なかなか豪華なケースとなっており、「WF-1000X」には必須アイテムとなります。

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背面にあるmicroUSB端子にケーブルを挿して「WF-1000X」をこのキャリングケースにセットし充電する仕様となります。

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充電中は「WF-1000X」の先端が赤く点灯します。満充電で2回分の充電が可能となり、キャリングケースから取り外すだけで自動で電源がONになります。

ちなみに「WF-1000X」の電池持続時間(連続音声再生時間)は最大3時間となり、やや短め。

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底面にNFCモジュールが組み込まれています。

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キャリングケースに「WF-1000X」をセットした状態でタッチし、端末と接続(ペアリング)する事が可能です。※写真の端末はNFCが搭載されている「NW-ZX300」です。

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マニュアルなどの書類です。

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本体の「WF-1000X」(シャンパンゴールド)です。デザイン的には普通かなぁという印象ですが、質感は良いですね。

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L側に電源ボタンが付いており、R側に操作ボタンが付いています。※本体だけで電源を入れる場合はボタンを2秒間押します。

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プレーヤーに「NW-ZX300」を使用し早速「WF-1000X」を視聴してみました。音質は流石SONYですね。完全ケーブルレスとは思えないレベルの音質で悪くありません。

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ただ色々と気になる点もありました。まず外音取り込みのモードを切り替える度に“ブツッ”とノイズ音が鳴るのは、なかなかのストレスです(笑)仕様だとは思いますが若干気になりました。

あと周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」の効果がイマイチ分かりませんでした。ノイズキャンセリング性能の効きも微妙かも。まぁこのサイズなので技術的に仕方ないかも。

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他にも「WF-1000X」を使用して動画コンテンツを視聴するのは全く使えません(笑)何故ならば…音声の遅延が酷いからなんですよね。音楽専用ヘッドホンと割り切る必要があります。

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スマートフォン(Android端末/iOS端末)で「WF-1000X」を使用する場合は専用アプリ「Headphones Connect」が使えます。

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このアプリでノイズキャンセリングのON/OFFや、アンビエントサウンド(外音取り込み)モードのボイスモード/ノーマルモードの切り替えが可能です。

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またアダプティブサウンドコントロールという機能が使用可能となり、スマートフォンの加速度センサーにより、止まっている時/歩いている時/走っている時/乗り物に乗っている時の4パターンの行動を感知してくれます。これにより、あらかじめ各パターンで設定しておいたノイズキャンセリングや外音取り込みのモードに自動で切り替えてくれます。これ便利なので是非とも使って欲しい機能ですね。

しばらく「WF-1000X」を使ってみた感想ですが、先程も書いた通り、色々と惜しい部分があり、左右独立型ワイヤレスヘッドホンとしては、まだまだ未完成かなといった印象です。音質には不満が無いのですが、再生時間が3時間というのも寂しい感じです。26000円という価格に対して、この出来はやや不満かも。

ただ全くダメダメな製品ではなく、普通に使う分には決して悪くない製品なので、完成度の高い次期モデルに期待したい所ですね。SONY好きの方なら購入しても良いかもしれませんが、一度お店などで体験してから考えた方が吉かな?(笑)ではでは失礼しました。



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SONY ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000X」 公式ページ

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