【6コア12スレッド】遅れて発売された2万円を切るCPU「Ryzen 5 4500」レビュー【安価に自作を組むなら良いけど時期的に微妙?】
今回は6月10日に発売された、AMDさんのデスクトップ向けCPU「Ryzen 5 4500」を紹介します。
やっと発売された「Ryzen 5 4500」です。実売価格はAmazonさんで19400円前後となっています。
【関連記事】
● 第12世代 Intel CPU「Core i5 12600K」で自作PCを組むぞー!【Core i5 12600Kが予想以上に強かった!購入した製品&使用パーツを紹介】
● 「Ryzen 9 5950X」を購入したのでマザーボードも新調!ハイエンドモデルの「MSI MEG X570 UNIFY(X570チップセット)」開封レビュー!
● NZXT HシリーズPCケース「H510I(CA-H510I-BR)」レビューその3!「NZXT KRAKEN X53」&「NZXT Aer RGB 2(120mm)」レビュー編
● RTX3060なのにコンパクト・軽量だからMini ITXやMicro ATXに最適!「MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」開封レビュー!
● 爆速SSD!!Western Digitalの「BLACK SN850 NVMe SSD 500GB(PCI-E Gen4)」開封レビュー!!
● Ryzen 5 4500(6コア / 12スレッド)
● ベースクロック3.6GHz・ブーストクロック4.1GHz・L2キャッシュ3MB・L3キャッシュ8MB
● TDP65W
● Zen 2アーキテクチャ(第3世代Ryzen)を採用 ※APU「Renoir」をベースに内蔵GPUを無くしたモデル
● Socket AM4対応
● PCI Express 3.0対応
本当は4月に発売予定だったのですが、ずっと延期となっており、ようやく6月に発売されました。ぶっちゃけ今更感が否めないCPUとなりますが、低価格で自作PCを組むなら全然アリだと思います。
CPUクーラーは「Wraith Stealth」が付属。
6コア/12スレッドなのに2万円を切るRyzenという事で、現行のRyzenシリーズ最安クラスとなります。ちなみに同日に発売された「Ryzen 3 4100」(4コア/8スレッド)は15000円前後とRyzen最安。
今回レビューに使用するマザボは、MSIさんの「MEG X570 UNIFY(X570チップセット)」です。BIOSは最新バージョン(AMI BIOS・7C35vAD)にアプデ済みです。
CPUクーラーは簡易水冷ファンのNZXT「KRAKEN X53」で、グラボはMSIさんの「GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」となります。
では、みんな大好き「Cinebench R23」を実行。マルチで7960pts、シングルで1140ptsでした。もう少し伸びて欲しかった気もしますが、まぁまぁの結果でしょう。※参考として「Ryzen 5 5600X」は、マルチで10296pts、シングルで1516ptsでした。
温度に関しては「Cinebench R23」を実行中は60度前後で、通常は35度前後と冷え冷えなCPUです。
次に動画のエンコードに掛かった時間を計測してみます。エンコードした動画データは、4K/60Pで約17分のYouTube動画です。※今回のレビューでは、ゲームでのベンチマークはしません。ご了承ください。
ソフトウェアエンコードでは、約45分30秒。ちょっと時間が掛かりすぎですね。しかしハードウェアエンコードでは、約16分55秒でした。RTX 3060クラスのグラボなら快適ですね。
参考として、他のCPUでソフトウェアエンコードした場合ですが「Ryzen 9 5950X」だと約25分10秒で、「Core i5 12600K」だと約29分50秒でした。(と言うか、第12世代のIntel CPUが強すぎます)
結論から言うと、グラボの力は偉大って事でしょう()CPUは低価格でそこそこのスペックでも、グラボがある程度のスペックなら不満なしといった感じです。
もう1つ気になったのが、PCI Express 3.0対応って事。PCI Express 4.0非対応なんですよね。という事で、WDさんの「BLACK SN850 NVMe SSD 500GB(PCI-E Gen4)」でCrystalDiskMarkを計測。当然なんですが、PCI Express 3.0の壁で本領発揮されていません。
PCI Express 4.0対応CPUだと、本領発揮でこれくらいの結果となります。まぁ体感的にはPCI Express 3.0でも充分ですが、なんか損した気分です。
なんだかんだ言って良いCPUなんですが、発売の時期的に微妙な所はありますね。ただ、コスパ重視の方には6コア12スレッドで性能もそこそこ高く2万円を切る価格なので、全然アリだと思います。
Ryzen 7000シリーズが秋頃に発売されるので今更感はありますが、ある意味コスパ重視のサブマシンを組むのに良い選択肢かもしれません。
やっと発売された「Ryzen 5 4500」です。実売価格はAmazonさんで19400円前後となっています。
【関連記事】
● 第12世代 Intel CPU「Core i5 12600K」で自作PCを組むぞー!【Core i5 12600Kが予想以上に強かった!購入した製品&使用パーツを紹介】
● 「Ryzen 9 5950X」を購入したのでマザーボードも新調!ハイエンドモデルの「MSI MEG X570 UNIFY(X570チップセット)」開封レビュー!
● NZXT HシリーズPCケース「H510I(CA-H510I-BR)」レビューその3!「NZXT KRAKEN X53」&「NZXT Aer RGB 2(120mm)」レビュー編
● RTX3060なのにコンパクト・軽量だからMini ITXやMicro ATXに最適!「MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」開封レビュー!
● 爆速SSD!!Western Digitalの「BLACK SN850 NVMe SSD 500GB(PCI-E Gen4)」開封レビュー!!
● Ryzen 5 4500(6コア / 12スレッド)
● ベースクロック3.6GHz・ブーストクロック4.1GHz・L2キャッシュ3MB・L3キャッシュ8MB
● TDP65W
● Zen 2アーキテクチャ(第3世代Ryzen)を採用 ※APU「Renoir」をベースに内蔵GPUを無くしたモデル
● Socket AM4対応
● PCI Express 3.0対応
本当は4月に発売予定だったのですが、ずっと延期となっており、ようやく6月に発売されました。ぶっちゃけ今更感が否めないCPUとなりますが、低価格で自作PCを組むなら全然アリだと思います。
CPUクーラーは「Wraith Stealth」が付属。
6コア/12スレッドなのに2万円を切るRyzenという事で、現行のRyzenシリーズ最安クラスとなります。ちなみに同日に発売された「Ryzen 3 4100」(4コア/8スレッド)は15000円前後とRyzen最安。
今回レビューに使用するマザボは、MSIさんの「MEG X570 UNIFY(X570チップセット)」です。BIOSは最新バージョン(AMI BIOS・7C35vAD)にアプデ済みです。
CPUクーラーは簡易水冷ファンのNZXT「KRAKEN X53」で、グラボはMSIさんの「GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」となります。
では、みんな大好き「Cinebench R23」を実行。マルチで7960pts、シングルで1140ptsでした。もう少し伸びて欲しかった気もしますが、まぁまぁの結果でしょう。※参考として「Ryzen 5 5600X」は、マルチで10296pts、シングルで1516ptsでした。
温度に関しては「Cinebench R23」を実行中は60度前後で、通常は35度前後と冷え冷えなCPUです。
次に動画のエンコードに掛かった時間を計測してみます。エンコードした動画データは、4K/60Pで約17分のYouTube動画です。※今回のレビューでは、ゲームでのベンチマークはしません。ご了承ください。
ソフトウェアエンコードでは、約45分30秒。ちょっと時間が掛かりすぎですね。しかしハードウェアエンコードでは、約16分55秒でした。RTX 3060クラスのグラボなら快適ですね。
参考として、他のCPUでソフトウェアエンコードした場合ですが「Ryzen 9 5950X」だと約25分10秒で、「Core i5 12600K」だと約29分50秒でした。(と言うか、第12世代のIntel CPUが強すぎます)
結論から言うと、グラボの力は偉大って事でしょう()CPUは低価格でそこそこのスペックでも、グラボがある程度のスペックなら不満なしといった感じです。
もう1つ気になったのが、PCI Express 3.0対応って事。PCI Express 4.0非対応なんですよね。という事で、WDさんの「BLACK SN850 NVMe SSD 500GB(PCI-E Gen4)」でCrystalDiskMarkを計測。当然なんですが、PCI Express 3.0の壁で本領発揮されていません。
PCI Express 4.0対応CPUだと、本領発揮でこれくらいの結果となります。まぁ体感的にはPCI Express 3.0でも充分ですが、なんか損した気分です。
なんだかんだ言って良いCPUなんですが、発売の時期的に微妙な所はありますね。ただ、コスパ重視の方には6コア12スレッドで性能もそこそこ高く2万円を切る価格なので、全然アリだと思います。
Ryzen 7000シリーズが秋頃に発売されるので今更感はありますが、ある意味コスパ重視のサブマシンを組むのに良い選択肢かもしれません。
この記事へのコメント