【16コア24スレッドの強力スペック】第13世代 Intel「Core i7-13700K」& CPU固定金具の取付レビュー【CPUの取付時に悲劇が…】
今回は10月20日に発売された、Intelさんの第13世代デスクトップ向けCPU 「Core i7-13700K」を紹介します。
第13世代デスクトップ向けCPU 「Core i7-13700K」です。実売価格は74,800円前後となっています。※写真は、LGA1700用CPU固定金具を取り付けています。
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「Intel Core i7-13700K」(Raptor Lake-S)
● 16コア / 24スレッド ※Pコア8+Eコア8
● P-コア ベースクロック 3.4GHz
● E-コア ベースクロック 2.5Ghz
● ターボブーストクロック(シングル P-コア)5.3GHz
● ターボブーストクロック(シングル E-コア)4.2GHz
● インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 動作クロック 5.4GHz
● TDP 基本 125W(最大 253W)
● 内蔵グラフィックス Intel UHD Graphics 770
● 対応ソケット LGA1700
● Intel 700シリーズ・チップセット対応
● Intel 600シリーズ・チップセットにも対応(UEFIのアップデート必須)
● PCIe Gen 5.0対応
● DDR4-3200 または DDR5-5600をサポート
パッケージは必要最低限の内容で寂しい限り。Core i7のシールは、ちゃんと付いていました。
デーン。これが「Core i7-13700K」です。LGA1700という事もあり、当たり前ですが、見た目は第12世代Intel CPUと全く同じ。
「Core i7-13700K」を取り付けるマザーボードは、第12世代 Intel CPUが発売された時に同時に発売された、ASRockさんの「Z690 Extreme WiFi 6E」です。Z690チップセット搭載で、なかなか良いマザーボードですよ。
ここで重要な事を1つ。Intel 600シリーズ・チップセットで第13世代Intel CPUを使う場合は、UEFIのアップデートが必須なので、お忘れなく。
「Z690 Extreme WiFi 6E」の場合は、BIOS 9.04で第13世代に対応します。
ASRockさんの公式ページを確認すると、ちゃんと「Support Intel 13th Generation Processors.」という文字が。※BIOSは第13世代を取り付ける前にアップデートしておきましょう。
「Core i7-13700K」を使う前は「Core i5 12600K」を使っていたのでCPUのみ交換という形で取り外し。「Core i5 12600K」は全く爆熱になりませんし、低消費電力で価格の割にパフォーマンスの良いCPUでした。
グリスは使わず、サーマルパッドを使用してみます。はたして「Core i7-13700K」だと冷やせるでしょうか?※CPUクーラーはNZXTさんの「KRAKEN X53(RL-KRX53-01)」を使用します。
CPUをソケットに乗せたら、以前のエントリーで紹介したLGA1700用CPU固定金具を取り付けます。
ちなみにLGA1700用CPU固定金具のネジは、マザーボードの底面にあるシルバーの鉄板に取り付けるので、ズレないように注意です。
そしてサーマルパッドを乗せ、水冷ヘッドを取り付けたら完了となるはずが…悲劇が起こります。
そう…取り付けネジが折れました…。しかも中折れ()
第12世代 Intel CPU導入時の時に、代理店のタイムリーさんから「NZXT KRAKEN の LGA1700マウントキット」を頂いたのですが、この LGA1700マウントキットのネジは耐久性が弱いかもしれませんね。
【関連記事】
● 【第12世代 Intel CPU導入の準備】代理店のタイムリーさんから「NZXT KRAKEN の LGA1700マウントキット」が届いた話
しかーし!予備があったので何とかなりました(復活)何故、予備があったかと言いますと、NZXTさんの「KRAKEN X53」を2個所有していて、1個はAMD用として使っていたので余っていたのです。良かった…。
という事で、無事に水冷ヘッドを取り付ける事ができました。「LGA1700マウントキット」が2個あって良かった…。
そして無事に「Core i7-13700K」マシンの起動に成功。
まぁCPU以外は以前から使っていたパーツを使っているので、BIOSのアップデートさえ気を付ければ普通に起動しますよね。あとCPUファンの取り付けネジにも…w
ではベンチマークや使い勝手を少しレビューします。
Cinebench Release 23では、マルチコアが28882 ptsで、シングルコアが2001 ptsでした。強い…強すぎる!!ハイエンドな「Core i9-13900K」にしなくても「Core i7-13700K」で充分ですね。
参考として…
・「Core i5 12600K」のCinebench Release 23では、マルチコアが15428ptsで、シングルコアが1847ptsです。
・「Ryzen 5 7600X」のCinebench Release 23では、マルチコアが14696ptsで、シングルコアが1943ptsです。
・「Ryzen 9 5950X」のCinebench Release 23では、マルチコアが24146ptsで、シングルコアが1562ptsです。
・「Ryzen 5 5600X」のCinebench Release 23では、マルチコアが10296ptsで、シングルコアが1516ptsです。
・「Ryzen 5 4500」のCinebench Release 23では、マルチコアが7960ptsで、シングルコアが1140ptsです。
※いづれも当ブログのPC環境で計測したデータです。
ただし、Pコアに関しては100度超え。うーん、240mmの「KRAKEN X53」とサーマルパッドでは厳しかったかも。※この結果を見ると「Core i9-13900K」だったら、もっと熱くなりますよね。電力も喰いそうですし「Core i7-13700K」にして正解かも。
ただ、ベンチマークのような負担を掛けなければ30度から40度と普通に冷えます。あと動画のエンコード中でも80度前後でした。※仮に「Core i5-13600K」だったら、もっと冷えそうですね。
しかし16コア24スレッドは、タスクマネージャーを見ていても爽快ですね。ニヤニヤしてしまいます。
グラボの性能に依存するので、あまり参考にならないと思いますが「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」でも計測。フルHD・標準品質・フルスクリーンだと、スコア18586点のとても快適。※ビデオカードは「ASUS ROG Strix GeForce RTX 3070 Ti OC Edition」です。
では「Core i7-13700K」の内蔵グラフィックスである「Intel UHD Graphics 770」でも「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」を計測してみました。フルHD・標準品質・フルスクリーンだと、スコア1286点の動作困難でした。ま、仕方ない結果ですね。ただ内蔵グラフィックスとして考えれば、意外と健闘している数字かも。
いやー、思った以上に「Core i7-13700K」は強力スペックでした。取り付け時は想定外のトラブルがありましたが、今は安定して動作しております。価格は74,800円前後とちょっと前ならフラッグシップレベルの価格ですが、長く使いたい方やクリエイターの方には超オススメ。ガチのゲーマーの方にも良いかもしれません。
オマケのデータとして動画のエンコード時間も手動で計測しています。【約15分の編集済み動画をPremiereで計測】
・Core i7-13700K・ソフトウェアエンコード・10分18秒
・Core i7-13700K・ハードウェアエンコード(RTX 3070 Ti)・4分41秒
・Core i5-12600K・ソフトウェアエンコード・約20分3秒
・Ryzen 5 7600X・ソフトウェアエンコード・約13分11秒
でした。圧倒的勝利の「Core i7-13700K」最高です。では。
第13世代デスクトップ向けCPU 「Core i7-13700K」です。実売価格は74,800円前後となっています。※写真は、LGA1700用CPU固定金具を取り付けています。
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「Intel Core i7-13700K」(Raptor Lake-S)
● 16コア / 24スレッド ※Pコア8+Eコア8
● P-コア ベースクロック 3.4GHz
● E-コア ベースクロック 2.5Ghz
● ターボブーストクロック(シングル P-コア)5.3GHz
● ターボブーストクロック(シングル E-コア)4.2GHz
● インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 動作クロック 5.4GHz
● TDP 基本 125W(最大 253W)
● 内蔵グラフィックス Intel UHD Graphics 770
● 対応ソケット LGA1700
● Intel 700シリーズ・チップセット対応
● Intel 600シリーズ・チップセットにも対応(UEFIのアップデート必須)
● PCIe Gen 5.0対応
● DDR4-3200 または DDR5-5600をサポート
パッケージは必要最低限の内容で寂しい限り。Core i7のシールは、ちゃんと付いていました。
デーン。これが「Core i7-13700K」です。LGA1700という事もあり、当たり前ですが、見た目は第12世代Intel CPUと全く同じ。
「Core i7-13700K」を取り付けるマザーボードは、第12世代 Intel CPUが発売された時に同時に発売された、ASRockさんの「Z690 Extreme WiFi 6E」です。Z690チップセット搭載で、なかなか良いマザーボードですよ。
ここで重要な事を1つ。Intel 600シリーズ・チップセットで第13世代Intel CPUを使う場合は、UEFIのアップデートが必須なので、お忘れなく。
「Z690 Extreme WiFi 6E」の場合は、BIOS 9.04で第13世代に対応します。
ASRockさんの公式ページを確認すると、ちゃんと「Support Intel 13th Generation Processors.」という文字が。※BIOSは第13世代を取り付ける前にアップデートしておきましょう。
「Core i7-13700K」を使う前は「Core i5 12600K」を使っていたのでCPUのみ交換という形で取り外し。「Core i5 12600K」は全く爆熱になりませんし、低消費電力で価格の割にパフォーマンスの良いCPUでした。
グリスは使わず、サーマルパッドを使用してみます。はたして「Core i7-13700K」だと冷やせるでしょうか?※CPUクーラーはNZXTさんの「KRAKEN X53(RL-KRX53-01)」を使用します。
CPUをソケットに乗せたら、以前のエントリーで紹介したLGA1700用CPU固定金具を取り付けます。
ちなみにLGA1700用CPU固定金具のネジは、マザーボードの底面にあるシルバーの鉄板に取り付けるので、ズレないように注意です。
そしてサーマルパッドを乗せ、水冷ヘッドを取り付けたら完了となるはずが…悲劇が起こります。
そう…取り付けネジが折れました…。しかも中折れ()
第12世代 Intel CPU導入時の時に、代理店のタイムリーさんから「NZXT KRAKEN の LGA1700マウントキット」を頂いたのですが、この LGA1700マウントキットのネジは耐久性が弱いかもしれませんね。
【関連記事】
● 【第12世代 Intel CPU導入の準備】代理店のタイムリーさんから「NZXT KRAKEN の LGA1700マウントキット」が届いた話
しかーし!予備があったので何とかなりました(復活)何故、予備があったかと言いますと、NZXTさんの「KRAKEN X53」を2個所有していて、1個はAMD用として使っていたので余っていたのです。良かった…。
という事で、無事に水冷ヘッドを取り付ける事ができました。「LGA1700マウントキット」が2個あって良かった…。
そして無事に「Core i7-13700K」マシンの起動に成功。
まぁCPU以外は以前から使っていたパーツを使っているので、BIOSのアップデートさえ気を付ければ普通に起動しますよね。あとCPUファンの取り付けネジにも…w
ではベンチマークや使い勝手を少しレビューします。
Cinebench Release 23では、マルチコアが28882 ptsで、シングルコアが2001 ptsでした。強い…強すぎる!!ハイエンドな「Core i9-13900K」にしなくても「Core i7-13700K」で充分ですね。
参考として…
・「Core i5 12600K」のCinebench Release 23では、マルチコアが15428ptsで、シングルコアが1847ptsです。
・「Ryzen 5 7600X」のCinebench Release 23では、マルチコアが14696ptsで、シングルコアが1943ptsです。
・「Ryzen 9 5950X」のCinebench Release 23では、マルチコアが24146ptsで、シングルコアが1562ptsです。
・「Ryzen 5 5600X」のCinebench Release 23では、マルチコアが10296ptsで、シングルコアが1516ptsです。
・「Ryzen 5 4500」のCinebench Release 23では、マルチコアが7960ptsで、シングルコアが1140ptsです。
※いづれも当ブログのPC環境で計測したデータです。
ただし、Pコアに関しては100度超え。うーん、240mmの「KRAKEN X53」とサーマルパッドでは厳しかったかも。※この結果を見ると「Core i9-13900K」だったら、もっと熱くなりますよね。電力も喰いそうですし「Core i7-13700K」にして正解かも。
ただ、ベンチマークのような負担を掛けなければ30度から40度と普通に冷えます。あと動画のエンコード中でも80度前後でした。※仮に「Core i5-13600K」だったら、もっと冷えそうですね。
しかし16コア24スレッドは、タスクマネージャーを見ていても爽快ですね。ニヤニヤしてしまいます。
グラボの性能に依存するので、あまり参考にならないと思いますが「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」でも計測。フルHD・標準品質・フルスクリーンだと、スコア18586点のとても快適。※ビデオカードは「ASUS ROG Strix GeForce RTX 3070 Ti OC Edition」です。
では「Core i7-13700K」の内蔵グラフィックスである「Intel UHD Graphics 770」でも「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」を計測してみました。フルHD・標準品質・フルスクリーンだと、スコア1286点の動作困難でした。ま、仕方ない結果ですね。ただ内蔵グラフィックスとして考えれば、意外と健闘している数字かも。
いやー、思った以上に「Core i7-13700K」は強力スペックでした。取り付け時は想定外のトラブルがありましたが、今は安定して動作しております。価格は74,800円前後とちょっと前ならフラッグシップレベルの価格ですが、長く使いたい方やクリエイターの方には超オススメ。ガチのゲーマーの方にも良いかもしれません。
オマケのデータとして動画のエンコード時間も手動で計測しています。【約15分の編集済み動画をPremiereで計測】
・Core i7-13700K・ソフトウェアエンコード・10分18秒
・Core i7-13700K・ハードウェアエンコード(RTX 3070 Ti)・4分41秒
・Core i5-12600K・ソフトウェアエンコード・約20分3秒
・Ryzen 5 7600X・ソフトウェアエンコード・約13分11秒
でした。圧倒的勝利の「Core i7-13700K」最高です。では。
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