【18-50mmズームレンズ搭載】SONY「VLOGCAM ZV-1 II」忖度なし開封レビュー【正常進化だが残念ポイントも】

今回は6月23日に発売された元祖Vlogカメラの2代目モデル「VLOGCAM ZV-1 II」を紹介します。

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SONYさんの「VLOGCAM ZV-1 II」です。実売価格はAmazonさんで119,900円前後となっています。※ウインドスクリーンはサードパーティ製です。

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ソニー(SONY) コンパクトデジタルカメラ VLOGCAM Vlog用カメラ ZV-1II シューティンググリップキット(同梱グリップ:GP-VPT2BTブラック、バッテリーパック+1個) ウィンドスクリーン付属 18-50mm F1.8-4.0 ズームレンズ ブラック ZV-1M2G B
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● ズーム倍率約2.5倍の18-50mmのワイドズームレンズを搭載
● ZEISS Vario-Sonnar T* 18-50mm F1.8-4.0 ズームレンズ
● レンズ先端からの撮影距離は、広角側なら約5cm、望遠側なら約15cm

● 暗いところでも安心の1.0型イメージセンサー(有効約2010万画素)
● 画像処理エンジンにBIONZ Xを搭載
● 4K/30p(3840×2160)撮影対応 ※XAVC S 4K(4:2:0, 8bit)
● 明るいシーンで露出を自在に操れる「NDフィルター」を内蔵 ※1/8 ND

● 電子式手ブレ補正機能「アクティブモード」に対応
● 撮影時間を最大5倍にできるスローモーションや、クイックモーション撮影
● 印象的な映像を楽しめる「シネマティックVlog設定」
● 主役が映えるワンタッチ機能「背景ぼけ切り換え」
● すばやくピントの移動ができる「商品レビュー用設定」

● インテリジェント3カプセルマイク
● オート時は人物の顔や被写体を認識して自動的に内蔵マイクの指向性を切り替え
● タッチパネルのバリアングル液晶モニター(3.0型)を搭載 ※92万1600ドット
● USB Type-C端子搭載(USB 2.0)

● S-Log3やS-Gamut3.Cineなどに対応
● インスタントHDRワークフローを可能にするHLG(Hybrid Log-Gamma)撮影
● スマートフォンと接続(Creators' App 使用)
● ライブストリーミング(Webカメラ)※HD(1280×720)/30fps
● 質量 : 約292g(バッテリーとメモリカードを含む)

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では付属品の紹介。VLOGCAMと言えばコレでしょ!と言わんばかりのウインドスクリーン(風防)です。

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本体に取り付けるにはセットになったウインドスクリーンアダプターを使用します。

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「ZV-1M2」本体にウインドスクリーンを取り付けると、こんな感じ。開封時は紙袋に入っていたせいでウインドスクリーンの寝ぐせが酷いです。

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リチャージャブルバッテリーパック「NP-BX1」です。

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バッテリー(NP-BX1)1個では少々不安なので、あと1個くらいは追加しておいた方が吉。

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書類です。残念ながら、USBケーブルとACアダプターは付属されていません。SONYは「環境に配慮した取り組みの一環として~」的な事を言って付属していないですが、単にコスト削減のためですよね。物は言いようです。

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本体の「ZV-1M2」です。やはり、このコンパクトサイズは良いですね。

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外見は初代モデルの「ZV-1」より、昨年発売された「ZV-1F」をベースに作られています。レンズ以外は「ZV-1F」とほぼ同じボディですね。※ウインドスクリーンはサードパーティ製です。

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フルサイズのVLOGCAM「ZV-E1」と本体比較。まるで親子のようです。

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では本体周りからチェックしていきます。レンズは新開発の18-50mmズームレンズ(F1.8-4.0)を搭載しています。18mmスタートは良いですね。

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ワイド端(18mm)だと、写真のようにレンズが伸びます。

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テレ端(50mm)だと、写真のようにレンズが伸びます。ワイド端(18mm)より、テレ端(50mm)の方がレンズは縮みます。

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天面にインテリジェント3カプセルマイクが搭載されています。実際に録音した音声を聞いてみましたが、クリアな音で良い感じでしたよ。外部マイクが無くても良いレベルです。

ボタン類は必要最低限の数で初心者の方でもすぐに使えます。また右側に「背景ぼけ切り換え」ボタンがあるのは、VLOGCAMならでは。

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アクセサリーシューはデジタルオーディオインターフェースに非対応ですが、「ショットガンマイクロホン(ECM-B10)」のようなケーブルレスなマイクも使用できます。※ DIGITAL/ANALOGスイッチは「ANALOG」でご使用ください。

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左サイドです。ストラップホールとインターフェースが配置。

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上から、マイク端子・USB-C端子・micro HDMI端子となり、必要最低限の端子が装備。USB-C端子採用は嬉しいですね。

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USB-C端子は充電はもちろん、PCに接続すれば、アプリやキャプチャーカードを使用しなくてもWebカメラとして使用可能です。

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右サイドは特になくモノラルスピーカーのみ。

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底面です。

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三脚ネジ穴の位置が右側にあるので、カメラを三脚に取り付けたままバッテリーやSDカードが交換ができるのはグット。

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背面です。操作ボタンは、先代モデルの「VLOGCAM ZV-1」とほぼ同じ。

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モニターは3.0型モニターを採用しており、タッチパネル対応です。タッチ感度は悪くありませんが優秀でもありませんね。

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当然バリアングルモニターとなっています。

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ちなみに、タッチパネルモニターなので、Webカメラ使用時などでもモニター側から、ある程度の設定ができるので便利ですね。

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Webカメラとして使用できるのはメリットではありますが、解像度1280×720、フレームレート30fpsに制限はされます。これは少々残念ポイント。

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ライブ配信用ソフトである「OBS Studio」でも使ってみましたが、さすが1型センサーですね。クッキリとした高画質で好印象。解像度は1280×720の残念な解像度ですが、画質に関しては流石ですね。

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初期セットアップは、モバイルアプリケーション「Creators' App」を使えば、スマホで初期設定が可能になっています。

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初期セットアップの時計合わせが楽になりましたね()

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ちなみに「Creators' App」は、複数のSONY製カメラを登録する事が可能なので、信者でも安心()

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「Creators' App」では、リモート撮影や取り込みが可能となります。

では「ZV-1M2」に対応したオススメのアクセサリー製品を紹介します。

【SmallRig ZVシリーズ(VLOGCAM)用の風防付きコールドシューアダプター(3526)】

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SmallRigさんの「ZVシリーズ用の風防付きコールドシューアダプター」です。実売価格はAmazonさんで1,299円前後となっています。

※この風防付きコールドシューアダプターは ZV-E1 / ZV-E10 / ZV-1F / ZV-1 にも対応しています。

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ぶっちゃけ、純正の風防(ウインドスクリーン)より断然にカッコイイです。

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コールドシューアダプターも付いているので、LEDライトや外付けマイクなども装着可能です。便利。

なお、同じSmallRigさんの「ZV-1F/ZV-1 II 用L型グリップ Lブラケット(4146)」は、別のエントリーで紹介します ↓↓
「VLOGCAM ZV-1M2」に対応したSmallRigさんの「L型グリップ・Lブラケット」購入【ZV-1Fにも対応】

【SONY ワイヤレスリモートコマンダー機能付シューティンググリップ(GP-VPT2BT)】

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もはや説明不要であるミニ三脚の定番中の定番である、SONY純正の「ワイヤレスリモートコマンダー機能付シューティンググリップ(GP-VPT2BT)」です。実売価格はAmazonさんで11,555円前後となっています。

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容易な角度調整や方向切り替えが可能で、1個持ってるとめちゃくちゃ便利ですよ。

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「ZV-1M2」との接続は、Bluetooth接続により行います。※PHOTOボタンとズームボタンのT側を同時に7秒以上押してペアリングします。

【kinokoo「ZV-1M2」対応の保護ガラスフィルム(2枚入り)】

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「ZV-1M2」対応の保護ガラスフィルムです。実売価格はAmazonさんで1,180円前後となっています。純正(SONY)の保護ガラスフィルムは高い!と思う方は、これがオススメ。

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2枚入りで、保護ガラスフィルムの厚さは0.3mmです。サイズもピッタリですよ。ぶっちゃけ、純正よりも質感が良いです。

【Nextorage(ネクストレージ)128GB UHS-II V60 SDXCメモリーカード】

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SDカードに迷ったらコレ。Nextorage(ネクストレージ)さんの128GB UHS-II V60 SDXCメモリーカードで、実売価格はAmazonさんで5,990円前後となっています。コスパも良く品質もグット。※NextorageさんはSONYから独立したメーカーさんです。

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では最後に「ZV-1M2」のファーストインプレッションです。良い所も沢山ありますが、残念ポイントも多々ありますね。

「ZV-1M2」の良かった所

・自撮りに最適な広角18mmスタート
・起動(レスポンス)が、まあまあ早い ※爆速ではない
・まともに使えるようになったタッチパネル液晶モニター(UIもグット)
・手軽なサイズと質量
・インテリジェント3カプセルマイクの音質はグット
・暗所の撮影ならスマホやアクションカメラよりも有利(1インチセンサー)
・三脚ネジ穴の位置が右側に移動(バッテリーとSDカード交換が可能になった)
・レンズ先端から5cmとなかなか寄れる(広角側)
・念願?のUSB-C搭載
・RAW撮影には対応している(ZV-1Fは非対応です)

「ZV-1M2」のイマイチな所

・電子式手ブレ補正の「アクティブモード」は期待外れ(約1.25倍にクロップされる)
・ぶっちゃけ、スマートフォンの手ブレ補正の方が優秀で自然に撮影できる
・4K/60p撮影には非対応(熱暴走対策?)
・バッテリー消費が相変わらずアレ(NP-BX1では流石に厳しい)
・本体の質感がアレ(初代モデルのZV-1の方が高級感がある)
・バッテリー残量表示は数字に非対応(NP-BX1ではダメ)
・SONYカメラのトレンドであるAIプロセッシングユニットは非搭載
・S-Cinetoneも非搭載
・Webカメラ機能の解像度が、1280×720と低い
・静止画だと電子手ブレ補正が使えない
・強気の価格(とりあえず10万は切らないと…)

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【作例】上の写真は「ZV-1M2」で撮影したスチール写真(撮って出し)です。※18mm・F4・1/160・ISO125

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正常進化した元祖VLOGCAMですが、残念ポイントも少なからずあるかな?という印象です。


特に電子式手ブレ補正の「アクティブモード」は少々期待外れでしたね。ちなみに今後はYouTubeでも「ZV-1M2」を使い撮影していく予定です。お楽しみに。

「VLOGCAM ZV-1M2」に対応したSmallRigさんの「L型グリップ・Lブラケット」購入【ZV-1Fにも対応】につづく。

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