「GoPro HERO12 Black」忖度なし開封レビュー【長時間撮影・最強ブレ補正・HDR・ネジ穴・AirPods対応】

今回は2023年9月14日に発売された、GoProの最新モデル「GoPro HERO12 Black」を紹介します。

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GoProの「GoPro HERO12 Black」です。実売価格はAmazonさんで63,800円前後(本体のみ)となっています。






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手ブレ補正が凄い! 「GoPro HERO7 Black」 開封レビュー

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● 360度水平ロック機能搭載の「HyperSmooth 6.0」電子手ブレ補正
● 1/1.9インチセンサー搭載(8:7の撮影で超広角の視野角156度を実現)
● HDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオと静止画撮影に対応
● 5.3K60、4K120、2.7K240のビデオ解像度に対応
● 大幅に向上したバッテリー性能(HERO11と比較し約2倍の撮影が可能)
● Bluetoothオーディオをサポート(AirPodsなどをモニター/マイク代わりに可能)
● 水深10mの防水性能
● 10-bitカラー、GP-Log撮影対応
● 複数のHERO12 Blackをワイヤレスに同期可能
● フォールディングフィンガーの中央に1/4-20ネジ穴を新たに搭載
● Maxレンズモジュラー2.0に唯一対応(視野角177度を4K60で実現)※別売り
● USB接続ウェブカメラ対応(フルHD/30p)※UVC非対応
● 幅71.8 X 高さ50.8 X 奥行き33.6mm : 重量154g

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当ブログがGoProのレビューをするのは、2018年に発売された「GoPro HERO7 Black」以来なので、実に5年振りとなります。5年という年月でどのくらいGoProというウェアラブルカメラが進化したのか忖度なしでレビューしたいと思います。

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では付属品の紹介から。Enduroリチャージャブルバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、マウント用バックル+サムスクリュー、USB-Cケーブルとなります。

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Enduroリチャージャブルバッテリーです。仕様は変わっていないようですが「GoPro HERO12 Black」は、HERO11と比較し約2倍の撮影が可能だそうです。約2倍って凄いですね、本当なんでしょうか?

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他にもマニュアルなどの書類とシールも同梱されていました。

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本体の「GoPro HERO12 Black」です。基本的なデザインとサイズは、HERO11とほぼ同じ。

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良く見ると、ボディには水色(GoProカラー)のテクスチャ(斑点)が貼られていますね。この見た目でHERO12と認識できそうです。

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正面です。27MPセンサーレンズとマイク、ステータスライトが配置されています。

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フロントに1.4インチのカラーディスプレイを搭載していますが、タッチパネル(操作)には非対応。

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背面です。

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2.27インチのタッチディスプレイです。いきなりですが、このディスプレイに大きな不満があります。

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個体差かもしれませんが、タッチパネルの反応がめちゃくちゃ悪いです。初期不良?と思うレベルで急に操作不要になります。これはダメですね。

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側面です。

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バッテリーとmicro SDカードスロットとUSB-C端子があります。

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もちろん本体からバッテリーの充電は可能ですが、カバーが邪魔ですね。USB-C端子部分に窓が付いている電池カバーが別売りアクセサリーで販売されているようですが、もう少し工夫が欲しい所。

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モードボタンと排水口付きマイクです。

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上面です。シャッターボタンが配置されています。

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底面です。フォールディングフィンガー(スピーカー)と1/4ネジが装備されています。

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サムスクリューが無くても、本体のみで三脚固定が可能になったのは地味に便利です。

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初期設定(アップデート)では「GoPro Quik」の使用が必須となっています。

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アプリからアップデートや撮影、環境設定が可能で、なかなか使いやすいですね。

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ちなみに最初は、お約束のアップデート作業から始まります。

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UIは、こんな感じ。「GoPro HERO12 Black」本体のタッチパネル感度が悪すぎるので、アプリから設定した方が楽々でしたね。

では、コスパ優先の「GoPro HERO12 Black」対応アクセサリーを紹介します。

【GoProアクセサリーセット(保護フィルム、電池カバー、シリコンケース、レンズカバー、ハンドストラップ)】

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HERO12・11・10・9に対応した「GoProアクセサリーセット」です。保護フィルム、電池カバー、シリコンケース、レンズカバー、ハンドストラップがセットになっており、実売価格はAmazonさんで1,496円前後となっています。

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セット内容は、こんな感じ。シリコンケース、レンズカバー、電池カバー、ハンドストラップ、保護フィルム(前面スクリーン、レンズ、背面タッチスクリーン用)となります。

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シリコンケースです。本体の保護に良いですね。

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「GoPro HERO12 Black」にシリコンケースを装着させると、こんな感じ。

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ただシリコーンケース装着により、本体に熱がこもりやすいので熱停止する時間が早くなるかも。

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ゴム素材のレンズカバーも付いているので、使用しない時の保護に良いかも。

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電池カバーです。

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電池カバーを「GoPro HERO12 Black」に取り付けると、こんな感じ。もちろん、この電池カバーを付けたままバッテリー交換も可能です。

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USB-C端子部分に開閉できるカバーが付いているので、充電しながら撮影が可能です。Webカメラとして使用する時にも良いですね。ただし、防水性能が無くなるので注意です。

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保護フィルム(前面スクリーン、背面タッチスクリーン用)を貼ると、こんな感じ。普通に良いですね。ちなみにレンズ用は付けませんでした。



【GoPro充電器セット(互換バッテリー2個+充電器)】

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HERO12・11・10・9に対応した「GoPro充電器セット」です。実売価格はAmazonさんで3,619円前後となっています。互換品とは言え安すぎ。

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セット内容は、互換バッテリー2個と充電器とUSB-C to USB-Aケーブルとなります。※互換バッテリー3個入りも販売されています。

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Enduro互換のリチャージャブルバッテリーです。バッテリー容量は1800mAhとなります。互換品は強くオススメできませんが、コストを考えると互換品一択ですね。

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充電器です。

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最大3個のリチャージャブルバッテリーを同時充電が可能です。

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無駄に液晶モニターまで装備されています。バッテリー状況が見やすくて良いですね。

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microSDカードスロット(3ヶ所)も装備されているので、予備を入れておくのに便利。

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充電器に直結されたUSB-A端子ケーブル(約20㎝)が付いているので、別途USBケーブルを用意する必要がないのも良いですね。

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直結されたUSB-A端子ケーブルが短くて充電しづらい場合は、USB-C端子が充電器に付いているので、ご安心を。互換バッテリーよりも、この充電器の方がオススメできます。



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ではファーストインプレッションとして「GoPro HERO12 Black」の良い所・悪い所を。

【良い所】
・さすがシェアNo1のGoPro、手ブレ補正は最強レベル
・本体底面のネジ穴が思いの外に便利
・アプリ「GoPro Quik」が使いやすい

【悪い所】
・タッチパネルが反応しない時がある(感度が悪すぎて使う気が失せる)
・前面ディスプレイはタッチパネル非対応(自撮りの時に不便)
・Webカメラとして使えるけど…UVC(USB Video Class)は非対応
(GoProウェブカメラデスクトップユーティリティという専用ドライバ必須のクソ仕様)
・ビデオ撮影設定が分かりにくい(30フレーム制限があったりと紛らわしい)
・長時間撮影が可能になったと言っているが体感できない(普通に電池の減りが早い)
・画質は普通だが、暗所ノイズが目立ってシャープ感が皆無
(HDR撮影だと少しマシになる)


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5年振りにGoProを使わせて頂きましたが、ぶっちゃけ私の使用用途には合いませんでした。まず第一印象が悪すぎました。背面のタッチスクリーンがクソ過ぎです。タッチパネルの感度が悪すぎて、イライラしぱっなしでした。個体差(初期不良)の可能性も否めませんが、これでは使う気になりません。(アプリで設定できたので、何とかなりましたが…)

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ただフォローする訳ではありませんが、アウトドア派の方や気楽にVlogを撮りたいという方には良いかもしれませんね。小さくて手ブレ補正が強力なので、ウェアラブルカメラとしての完成度は確実に高くなっている印象です。個人的にはDJIさんの「Osmo Action 4」をオススメするかも。

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